2023.09.08
妻と二人の娘からサプライズプレゼント -日頃の感謝を込めた癒しの温泉旅行-
子育てがひと段落し、またこれから二人の時間。夫婦でいくパワースポット＆癒しの温泉旅行
今回のご依頼者は、ご主人、大学生、高校2年生の娘と4人で暮らす奥様・恭子さん。夫婦ともにフルタイムで働きお忙しい中、家事の多くをご主人が担ってくれているといいます。正確な作業が得意で細やかなご主人・隆則さんと、おおらかで家族の中心にいる恭子さん。「家事は得意な方がすればいい」と隆則さんはおっしゃいますが、いつも完璧なご主人に対し、恭子さんは申し訳ない気持ちがあると打ち明けてくれました。大学生、高校2年生の娘さんたちもパパにべったりでとても仲がよく、普段からコミュニケーションはあるけれど、改まって感謝の気持ちを伝える機会はなかなか作れません。娘さんが生まれてからは夫婦二人だけでの旅行という機会もなく、平日は自宅にいても忙しくバラバラで過ごしているお二人。今回はご夫婦だけでゆっくり過ごす時間を作りつつ、ご主人に日頃の感謝を伝えるというのを旅の目的としました。
できあがったのは秩父のパワースポットを巡り、夜は温泉宿で美味しいお食事と温泉でゆったり疲れを癒やすプランです。恭子さんの想いを受け取ったえんの旅が、ご夫婦、そしてご家族4人の絆が深まる旅を演出します。
一泊二日のご夫婦旅・旅程
1日目
11:00 ふかや花園プレミアム・アウトレット
13:00 秩父神社
14:30 道の駅ちちぶ
15:00 湯の宿・和どう到着、チェックイン（夕食・温泉）
2日目
09:00 湯の宿・和どう出発
10:00 竹寺
12:30 ムーミンバレーパーク（ランチ＆観光）
16:00 解散
あいにくの雨模様に見舞われた一日目。
最初は秩父三社の一つに数えられるパワースポット「秩父神社」を訪れます。50年周期の社殿の塗りなおしが間もなく完了するところで、鮮やかな彫刻達が顔をだしていました。
道の駅で恭子さんがお好きだという地酒を見て回り、車で宿泊先の「湯の宿 和どう」へチェックイン。武田信玄の頃に開湯されたという薬湯・和同鉱泉で身体の疲れを癒やしつつ、お待ちかねの夕食タイムへ。「こんなにゆっくり過ごすことなんてないね！」と、季節の食材で仕立てられた食事を楽しむお二人の会話が弾みます。
ゆったり過ごした後、一日目の感想をお聞きするためお部屋を訪れました。
ここで初めて、今回の旅の目的が「日頃の感謝を伝える」ことだと知った隆則さん。一生懸命伝えようと、恭子さんは気持ちが込み上げて、思わず涙がこぼれてしまいます。隆則さんのために、日頃の疲れをとって欲しいとリフレクソロジーを準備しておもてなしします。
「今年何かの記念日だっけ？」と照れ笑いをする隆則さんへ、実はもう一つサプライズプレゼントがありました。
この旅行のために娘さんたちに協力してもらい、恭子さんが預かってきていたパパへの手紙です。これには隆則さんも思わず目頭を押さえてじっくり読み込んでいらっしゃいました。
“私のパパでいてくれてありがとう“
大切な二人の娘さんからもらったお手紙は、何よりお父さんの活力になるはずです。
緊張も解け、すっかり夫婦だけの時間にも慣れてきた二日目
二日目はすっかり緊張も解けた様子のお二人。旅先としてパワースポット好きの恭子さんが選んだのは、疫難消除、除災招福、出世開運など様々なご利益があるといわれ、関東唯一の神仏習合寺である飯能・竹寺。牛の頭を頂き斧を持つ「牛頭天王」は、疫病をも退散させる強力な神様として広く信仰を集めています。
最後の訪問先は飯能市の「ムーミンバレーパーク」。前日からの雨も上がり、自然とファンタジーが融合した広大なパーク内を散策しました。見どころが沢山で時間があっという間に過ぎていきます。
いよいよ旅も終了、という時、隆則さんが取り出したのは恭子さんへ赤ワインの逆サプライズプレゼント。今回の旅を企画してくれた恭子さんへのお礼の気持ちです。
「こんな機会でもなければ、伝えられなかった」と語る隆則さんですが、今回恭子さんが思い切ってきっかけをつくり、二人でゆっくり過ごしたことで、これからのお二人の絆は更に深まることでしょう。
感謝と喜びの連鎖をつなげていくこと
最後に、二日目の夜、ご自宅に到着された恭子さんからいただいたメールをご紹介します。
“二日間本当に本当にありがとうございました。
サプライズっていいですね。家についたら、私にも娘たちから手紙がありました。“
お父さんと同じくお母さんにも沢山の感謝をもっていた二人の娘さんたち。
旅行ははじまりと終わりがあるものですが、家族で過ごす時間はこれから先もずっと続いていきます。この旅のできごとが、これから先のお二人、そしてご家族皆さまにとって心を温めてくれる思い出になれば嬉しいです。
今回の訪問先
photographer：本井 良尚