【定年後の旅行】おすすめの行き先やプラン・注意点について解説

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2025.02.08

定年後は自由に使える時間が増え、旅行に出かけたいと考える人も多いでしょう。しかし、年齢や体力に合ったプランを立てなければ、旅を思う存分楽しめないこともあります。せっかくの旅行を心から満喫するためにも、しっかりとした準備を行いましょう。

この記事では、定年後の旅行における注意点、おすすめプラン、国内・海外のおすすめの行き先について解説します。

定年後の旅行における注意点

定年後の旅行における注意点は、以下の3つです。

・移動時の負担を減らす
・スケジュールに余裕を持たせる
・バリアフリー対応の宿泊先・訪問先を選ぶ

それぞれ詳しく見ていきます。

移動時の負担を減らす

旅行先までの移動時間が長いと、身体に負担がかかります。特に、長距離を歩いたり、階段や坂を上り下りしたりする際の負担に注意が必要です。

移動の負担を軽減するために、アクセスの良い場所を選ぶことをおすすめします。公共交通機関を利用する場合は、駅から短距離であってもタクシーを活用し、負担をできるだけ軽減しましょう。

スケジュールに余裕を持たせる

旅行を楽しむためには、スケジュールに余裕を持たせることが重要です。訪問場所を詰め込みすぎたり、アクティビティを詰め込んだりすると、移動や準備で忙しくなり、旅行を十分に楽しめなくなる可能性があります。

訪問先を絞り、時間的に余裕のあるゆったりとしたスケジュールを組むことで、無理なく旅行を満喫できる体制を整えましょう。

バリアフリー対応の宿泊先・訪問先を選ぶ

旅行では日常とは異なる環境に身を置くことになるため、宿泊先や訪問先にバリアフリー設備が整っているかどうかも重要なポイントです。

宿泊先では、玄関から客室までスムーズに移動できるか、多目的トイレがあるか、浴室に手すりが備わっているかなどを確認しておきましょう。

訪問先についても、階段や手すりの有無、トイレの状況などをあらかじめ調べておくと安心です。

【定年後の旅行】おすすめのプラン

定年後の旅行をより楽しむためには、目的や同行者に合わせた計画を立てることが大切です。ここでは、定年後の旅行におすすめの4つのプランを紹介します。

・旅行の目的によって選ぶ
・宿泊先だけ決めて自由に旅する
・高齢者向けのツアーに参加する
・子供や孫と一緒に旅行する

それぞれのプランについて詳しく解説します。

旅行の目的によって選ぶ

旅行を計画する際、何か明確な目的を設定すると、より充実した旅になります。例えば、以下のようなテーマを選んでみてはいかがでしょうか。

・名物料理を堪能する
・美しい自然を楽しむ
・温泉でリフレッシュする
・歴史的な観光スポットを巡る
・気になる美術館を訪問する

ただし、目的を詰め込みすぎると忙しいスケジュールになりがちです。1つか2つに絞り、余裕を持った計画を心がけましょう。

宿泊先だけ決めて自由に旅する

あえてスケジュールを組まず、宿泊先だけ決めて出かけるのも楽しいものです。現地で出会った人におすすめのスポットや美味しいお店を教えてもらいながら、気ままな旅を楽しむのも一興です。

また、定宿がある場合には慣れ親しんだ場所でゆっくり過ごすという、落ち着いた旅行の楽しみ方もあります。

高齢者向けのツアーに参加する

旅行会社が企画する高齢者向けのツアーは、快適に旅行を楽しむための工夫が施されています。移動時の負担が少ない訪問場所の設定や、バリアフリー設備、多目的トイレへの配慮などが特徴です。

旅行プランを自分で立てるのが苦手な方にとって、ツアーの利用は特におすすめです。また、ツアーには同世代の参加者が多いため、会話が弾んだり、新たな友人との出会いが生まれたりするかもしれません。

子供や孫と一緒に旅行する

定年後の旅行を、お子さんやお孫さんと一緒に計画するのも素晴らしい選択です。特に、お孫さんと一緒に行く場合は、家族全員が楽しめる場所を選ぶと良いでしょう。

お孫さんの年齢や興味に応じた観光地やアクティビティを選ぶことで、大人も子供も一緒に楽しめる旅行になります。例えば以下のような工夫を取り入れると、旅行がさらに特別なものになります。

・家族全員が参加できるアクティビティ:陶芸体験やフルーツ狩りなど
・お孫さんが喜ぶ観光地:動物園や水族館、テーマパークなど

こうした旅行は家族の絆を深め、素敵な思い出を作る機会となるでしょう。

【定年後の旅行】おすすめの国内旅行先

定年後の旅行にぴったりな国内のおすすめ旅行先を、10か所厳選しました。

・嬉野温泉(佐賀県)
・有馬温泉(兵庫県)
・別府温泉(大分県)
・北海道
・長野
・福岡
・沖縄
・京都
・萩(山口県)
・松山(愛媛県)

それぞれの特徴を詳しく紹介します。

嬉野温泉(佐賀県)

佐賀県嬉野市の嬉野温泉は、西九州を代表する温泉地です。「日本三大美肌湯」の一つに数えられ、温泉水を使用した「うれしの温泉湯どうふ」が名物料理として人気です。

嬉野市は「日本一のバリアフリーのまち、うれしの」として、「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」を設置するなど、温泉街全体でバリアフリー化が進められています。

バリアフリー対応の客室があるのはもちろんのこと、ヘルパー派遣による入浴介助が利用できるなど、さまざまなサポートが受けられます。

有馬温泉(兵庫県)

兵庫県の有馬温泉は、日本三古泉の一つとして知られ、豊臣秀吉などに愛されてきた名湯です。大阪や神戸からのアクセスが良く、「関西の奥座敷」とも呼ばれています。

温泉テーマパーク「有馬温泉 太閤の湯」では、24種類もの多彩なお風呂が楽しめます。また、有馬玩具博物館や切手文化博物館では、ユニークなコレクションが魅力です。

別府温泉(大分県)

大分は「おんせん県」と称されるほど、豊富な温泉に恵まれた地域です。源泉数と湧出量の多さで知られ、特に別府温泉は全国的に有名な温泉地です。

別府温泉では、源泉の地獄めぐりが楽しめます。また、高温の噴気で食材を蒸し上げる「地獄蒸し」や、別府冷麺、とり天などのご当地グルメも見逃せません。

どこか懐かしさが感じられる温泉街の雰囲気の中で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

北海道

北海道は、​​広大な大自然と豊富な温泉、そして新鮮な海鮮グルメが揃う人気の観光地です。その広さゆえ、訪れるエリアを絞ることが旅行成功のポイントと言えます。

アクセスの良さから、まずは札幌がおすすめです。札幌市時計台や大通公園を散策したり、元祖さっぽろラーメン横丁やサッポロビール園でグルメを堪能するのも良いでしょう。

札幌から少し足を伸ばせば、小樽があります。小樽運河、小樽市総合博物館、北一硝子などで、観光とショッピングが楽しめます。

最近では、北海道のホテル朝食バイキングの評判が高まっており、ホテルでのんびりと過ごすのもおすすめです。

長野

長野県は、美術館が日本一多いことで知られており、アート好きにはたまらない観光地です。日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館、山下清の作品を集めた「放浪美術館」など、好みに応じて行き先を選べます。

避暑地として有名な軽井沢は、東京からのアクセスも良く、上質なリゾートホテルが点在するエリアです。四季折々の自然美に囲まれながら、ゆったりとした時間を楽しめます。

福岡

福岡は、食の宝庫として全国的に知られる観光地です。とんこつラーメン、もつ鍋、水炊き、福岡うどんなどの名物料理を堪能できるほか、中洲の屋台ではそれぞれのお店独自の味と雰囲気を楽しめます。

観光スポットでは、学問の神様・菅原道真公を祀る「太宰府天満宮」が有名です。また、「柳川川下り」では、舟に揺られながら四季折々の美しい花々を眺めることができ、福岡ならではの風情を堪能できます。

沖縄

自然を満喫したい人には沖縄がおすすめです。冬でも温暖な気候に恵まれ、透明度の高い美しい海や亜熱帯地方特有の植物を楽しめます。

観光スポットとしては、以下の場所がおすすめです。

・沖縄美ら海水族館:ジンベエザメやマンタが泳ぐ巨大な水槽が人気
・東南植物楽園:豊かな自然とともに多様な植物を観賞
・ナゴパイナップルパーク:パイナップル農園やスイーツを楽しめる体験型スポット
・首里城公園:琉球王朝の歴史を感じる世界遺産
・国際通り:地元グルメやお土産選びが楽しめる賑やかなショッピング街

京都

京都は日本を代表する観光地です。四季折々の表情を見せる古都の風景は、特に桜や紅葉の季節に多くの観光客を魅了します。

世界遺産にも登録される金閣寺や銀閣寺、清水寺をはじめ、風情ある祇園の街並みなど、見どころが豊富です。特に嵐山エリアは交通アクセスが良く、京都ならではの雰囲気を手軽に楽しめることから、ご年配の方にも好評です。

移動に不安がある方には、観光タクシーの利用をおすすめします。歩行負担を軽減しながら、京都の魅力を存分に楽しめるでしょう。

萩(山口県)

山口県萩市は、「明治維新胎動の地」として知られており、歴史に関心のある方にとって魅力的な観光地です。旧萩藩校明倫館をはじめ、歴史的価値の高いスポットが数多く点在しています。

世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されている松下村塾や萩城下町、大地の成り立ちを感じられる「萩ジオパーク」など、訪れるたびに新たな発見が待っている魅力的な観光地です。

松山(愛媛県)

愛媛県松山市は、温暖な気候と美しい瀬戸内海に面した過ごしやすい地域です。

「いで湯と城と文学のまち」の異名を持ち、日本最古の名湯「道後温泉」、俳人・正岡子規の資料館「松山市立子規記念博物館」、歴史的な「松山城」など、多彩な観光資源を有しています。

松山市内は観光スポットが集中しているため、移動の負担が少なく、路面電車を利用すればさらに便利です。

【定年後の旅行】おすすめの海外の行き先

定年後の旅行におすすめの海外の行き先は、以下の5か所です。

・台湾
・香港
・グアム
・サイパン
・フランス

それぞれの魅力を詳しく解説します。

台湾

台湾は、日本から飛行機で3~4時間ほどでアクセスできる身近な海外旅行先です。移動の負担が少なく、時差も1時間であるため、高齢者でも安心して楽しめます。

観光スポットとしては、以下のような場所が人気です。

・九份(きゅうふん):ライトアップされた幻想的な街並みが印象的な観光地
・国立故宮博物院:世界四大博物館の一つで、中国の歴史的文化財を数多く展示

台湾は親日的な国としても知られ、美味しい料理や温かな人々との交流が魅力的です。

香港

香港は日本語が比較的通じやすく、日本から飛行機で約4時間ほどの距離であるため、心身の負担が少ない旅行先です。

昼夜を問わず絶景を楽しめる「ビクトリアピーク」、香港らしさを感じる「彌敦道(ネイザンロード)」「アベニューオブスターズ」などの定番観光スポットが魅力的です。

また、広東料理、飲茶、香港スイーツなど、日本人の舌に合う多彩な美食も大きな魅力となっています。

グアム

グアムは、飛行機でわずか3時間程度と近く、移動の負担が少ない常夏のビーチリゾートです。時差も1時間しかなく、気軽にリゾート気分を味わえるのが魅力です。

人気の観光スポットには、太平洋を一望できる「恋人岬」や、現地の伝統文化に触れられる「チャモロビレッジ」があります。

ホテルで海を眺めながらのんびりと過ごしたり、浜辺でリラックスしたりするのがおすすめです。タクシーやバスなど、移動手段も充実しているので安心です。

サイパン

サイパンは、日本から飛行機で約3時間30分と、アクセスが容易な海外旅行先です。時差も1時間程度しかありません。手つかずの自然が残る美しいビーチで、ゆったりとした時間を過ごせます。

おすすめスポットには、透明度抜群の海に囲まれた「マニャガハ島」や、白砂が美しい「マイクロ・ビーチ」があります。また、快適な設備が整ったホテルでの滞在も、リラックスした休暇を過ごすのに最適です。

フランス

フランスは、日本から飛行機で約14時間と移動時間が長めではありますが、定年後の自由な時間を活かした旅行先として、多くの魅力を持っています。

「モンサンミッシェル」などの世界遺産、パリの象徴「エトワール凱旋門」、世界的に有名な「ルーヴル美術館」「ヴェルサイユ宮殿」など、歴史的・文化的価値の高い観光スポットが満載です。

魅力的な観光スポットに加えて、本場のフランス料理やワインも旅の大きな楽しみとなるでしょう。

まとめ

定年後の旅行は、無理のない計画と行き先の選定が大切です。行きたい場所や体験したいことを明確にし、安心して楽しめる旅を計画しましょう。

旅行先の選定や旅のコーディネートにお悩みの際は、「えんの旅」にご相談ください。

「えんの旅」では、お客様のご希望に寄り添った旅程の提案から実際の旅行まで、きめ細やかなサポートを提供いたします。ご相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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