【70代の旅行】おすすめの旅行先・注意点について解説

2025.02.09
70代になり旅行に出かけたいと思っても、「途中で疲れてしまわないか」「長時間の移動は厳しいのではないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、事前にしっかりと計画を立て、注意すべき点を把握しておけば、安心して楽しい旅を楽しめます。
この記事では、70代の方々が安全かつ快適に旅行を満喫するための行き先選び、おすすめの目的地、注意点について解説します。心に残る素敵な旅の実現のために、ぜひ参考にしてください。
【70代の旅行】行き先の決め方
70代の旅行では、以下の3つの視点から行き先を決めるとスムーズです。
・旅行の日数を基準に選ぶ
・移動手段を考慮する
・旅行の目的で選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
旅行の日数を基準に選ぶ
旅行の計画を立てる前に、旅行の日数を決めてしまうのも1つの方法です。ご自身の体力や生活リズム、通院スケジュール、ご家族の事情などを考慮し、何日間の旅行に行けるのかを判断しましょう。
日帰り、1泊2日、2泊3日、1週間、1か月など、旅行日数に応じてプランを作成すれば、無理なく実現できる旅行になります。
移動手段を考慮する
旅行では移動が身体に負担をかけるため、移動時間や移動手段は旅行先を決める上で重要な要素です。
・公共交通機関を利用する場合:新幹線や特急列車を利用すれば、早く快適に目的地に到着できます。また、駅からレンタカーを借りると移動の負担を減らせるでしょう。
・車椅子を利用する場合:貸切バスや介護タクシーを活用すると、自宅から目的地までスムーズに移動できます。
・飛行機を利用する場合:トイレに近い座席を指定する、同行者と隣の席を選ぶ、高齢者向けの優先搭乗を利用するなど、快適に過ごすための工夫をしましょう。
事前に移動手段をしっかりと検討しておくことで、旅先での負担を最小限に抑えられます。
旅行の目的で選ぶ
旅の目的から行き先を考えるのも、旅を充実させる一つの方法です。例として、以下のような目的が考えられます。
・ずっと憧れていた世界遺産をこの目で見る
・その土地ならではの名物料理を堪能する
・遠方に住む友人と旧交を温める
・美しい自然の中で心身ともにリフレッシュする
・名湯で日頃の疲れを癒す
・歴史的観光スポットを巡る
・話題の美術館を訪れる
また、かつて訪れた思い出の場所を再訪するのも、感慨深い旅となるでしょう。ただし、あれもこれもと欲張りすぎると、かえって疲れてしまうことも。実現したい目的を1つか2つに絞り、余裕を持ったスケジュールを組むことが旅を楽しむ秘訣です。
【70代の旅行】おすすめの行き先
70代の旅行におすすめの行き先として、以下の3つのプランがあります。
・温泉
・歴史的な観光名所
・快適なリゾート
それぞれ詳しく見ていきましょう。
温泉
温泉地では日常の喧騒を離れ、心身ともにリラックスした時間を過ごせます。思い出の温泉地を再訪したり、憧れの名湯を訪ねたり、老舗旅館でゆったりと過ごしたりと、様々な楽しみ方ができるでしょう。
温泉地を選ぶ際には、安全面にも配慮しましょう。例えば、客室から大浴場までのルートはバリアフリーか、浴室内には滑り止めや手すり、スロープが設置されているか、浴室用車椅子の貸し出しはあるかなど、事前に確認しておくと安心です。
また、泉質によっては長湯を避けたほうが良い場合もあるため、ご自身の体調と相談しながら無理なく温泉を楽しみましょう。
歴史的な観光名所
歴史的な観光名所を訪れる旅も、シニア世代におすすめです。
日本全国には、神社仏閣、城郭、古い街並みなど、歴史と文化を感じられる魅力的なスポットが数多く存在します。特に、京都、奈良、金沢といった古都は、その代表格と言えるでしょう。
これらの観光名所は、訪れる人々の利便性を考慮して整備されていることが多く、その土地固有の文化や歴史に触れる貴重な機会を提供してくれます。
快適なリゾート
70代の旅行には、若い頃とは一味違う、ゆったりとした時間の流れを楽しむ要素を取り入れてみてはいかがでしょうか。美しい自然に囲まれ、安全で落ち着いた環境のリゾート地なら、心身ともにリラックスした時間を過ごせるでしょう。
おすすめのリゾート地を以下に紹介します。
・避暑地として名高い長野県の軽井沢
・広大な牧場風景が広がる栃木県の那須高原
・美しい海と温暖な気候に恵まれた静岡県の伊豆
・全国的に有名な温泉地である大分県の湯布院
・エメラルドグリーンの海が美しい沖縄県の宮古島
70代の旅行の注意点
70代の旅行では、以下の点に注意しましょう。
・移動に負担がかからないようにする
・余裕のある旅行スケジュールを立てる
・バリアフリー対応の宿泊先を選ぶ
・健康に配慮した食事を選ぶ
・気候も考慮する
・医療機関の場所を確認しておく
それぞれ詳しく解説します。
移動に負担がかからないようにする
70代の方が旅行に行く際は、移動による身体への負担をできる限り軽減することが大切です。特に長距離の歩行や、階段や坂道の上り下りには注意しましょう。
旅行先はアクセスしやすい場所を選び、こまめに休憩を挟むことがポイントです。また、場合によってはタクシーや送迎サービスを積極的に利用し、必要に応じて車椅子の準備を検討しましょう。
余裕のある旅行スケジュールを立てる
「せっかく旅行に来たのだから」と、つい多くの観光スポットを詰め込んだり、次の目的地へと急いで移動したりしてしまいがちです。
しかし、分刻みのスケジュールでは心身ともに疲弊し、体調を崩してしまう原因にもなりかねません。
ゆとりを持った旅行スケジュールを組み、無理のない範囲で観光を楽しみましょう。予定を詰め込みすぎず、休憩や自由時間を十分に確保することで、旅の楽しさを存分に満喫できるはずです。
バリアフリー対応の宿泊先を選ぶ
宿泊施設がバリアフリーに対応しているかどうかも、重要なポイントです。自宅では気にならないような小さな段差でも、旅先では思わぬ転倒事故につながる危険性があります。
事前にチェックしておきたいポイントは以下の3点です。
・玄関から客室までの移動はスムーズか
・エレベーターや手すりは適切に設置されているか
・多目的トイレは備えられているか
最近では、Webサイトで詳細なバリアフリー情報を提供している宿泊施設も増えているため、公式HPをチェックしてみるのもおすすめです。
健康に配慮した食事を選ぶ
旅行中は、食事が原因で体調を崩してしまうことも少なくありません。健康に配慮した食事を心がけ、体調管理に気を配りながら楽しい時間を過ごしましょう。
宿泊施設やレストランを選ぶ際は、栄養バランスの取れたメニューの有無をチェックすることが大切です。また、アレルギーや持病がある場合には、事前に宿泊施設や飲食店に相談し、対応可能か確認しておくと安心です。
気候も考慮する
旅行先は、普段過ごしている場所とは気候が異なります。体調を崩さないためにも、事前に旅行先の気候を確認し、適切な衣服を準備しましょう。
また、天候は変わりやすいものです。急な天候の変化に備え、雨具や防寒具なども用意しておくと安心です。万全の準備を整えることで、旅先でも快適に過ごせるでしょう。
医療機関の場所を確認しておく
万が一の事態に備え、旅行先の医療機関の場所を事前に確認しておきましょう。体調を崩したり、ケガをしたりした際に、速やかに対応できるように準備しておくと安心です。
宿泊施設の近くに医療機関があるのが理想的です。宿泊予約の際に、近隣の医療機関について宿泊施設に問い合わせておくことをおすすめします。また、ご自身の健康保険証やお薬手帳も忘れず持参しましょう。
70代の旅行におすすめの観光地6選
70代の旅行におすすめの旅行先は、以下の6か所です。
・静岡
・京都
・石川
・岡山
・神奈川
・長野
それぞれの魅力を紹介します。
静岡
静岡は東京や大阪からのアクセスが良く、温暖な気候に恵まれたエリアです。温泉や豊かな自然が広がり、70代の旅行者にもぴったりの旅行先と言えるでしょう。
食の楽しみも多く、ウナギ、桜えび、わさび、お茶といった特産品のほか、浜松餃子や静岡おでんなどのご当地グルメも味わえます。
主な見どころは以下のとおりです。
・世界文化遺産に登録されている「富士山」
・桜の名所としても有名な歴史ある「三嶋大社」
・工場見学が楽しめる「伊豆わさびミュージアム」
・富士山の雪解け水が生み出す絶景「白糸の滝」
京都
京都は日本を代表する観光地であり、歴史や文化を深く感じられるスポットが数多く存在します。特に桜や紅葉のシーズンには美しい風景が広がり、風情ある街並みを楽しめます。
代表的な観光名所は以下のとおりです。
・金閣寺
・銀閣寺
・清水寺
・祇園
特に嵐山はアクセスしやすい上に京都らしい雰囲気を味わえるため、70代の旅行者にもおすすめです。
石川
石川は、加賀百万石の歴史を持つ伝統的な街並みや、日本海の海の幸、和菓子や工芸品といった文化的な魅力が詰まった観光地です。
見どころとして、日本三名園のひとつ「兼六園」、伝統工芸に触れられる「安江金箔工芸館」、新鮮な魚介類や加賀野菜が豊富にそろう「近江町市場」などがあり、観光と食を存分に楽しめます。
岡山
岡山は、瀬戸内海の美しい景色と歴史ある神社、城、風情ある街並みが魅力の観光地です。どこか懐かしさを感じさせる落ち着いた雰囲気が広がっています。
主な見どころは以下のとおりです。
・白壁の蔵屋敷が立ち並ぶ「倉敷美観地区」
・モネやルノワールなどの西洋名画を鑑賞できる「大原美術館」
・桃太郎伝説ゆかりの「吉備津神社」
・本州と四国を結ぶ壮大な「瀬戸大橋」
神奈川
東京からのアクセスが良い神奈川は、歴史・温泉・自然を満喫できる観光地です。古都鎌倉には「鎌倉大仏(高徳院)」やバリアフリー対応の「鎌倉国宝館」などがあります。
新宿から小田急ロマンスカーで快適にアクセスできる箱根は、日本を代表する温泉リゾートです。箱根では温泉はもちろんのこと、「彫刻の森美術館」でのアート鑑賞、「芦ノ湖」の遊覧船から眺める雄大な自然景観など、多彩な観光スポットを楽しめます。
長野
長野は美術館の数が多く、アート鑑賞を楽しむのに最適な観光地です。「日本浮世絵博物館」「安曇野ちひろ美術館」山下清の作品を集めた「放浪美術館」など、好みに応じて行き先を選べます。
また、避暑地として名高い軽井沢は、東京からのアクセスも良好な自然豊かなリゾート地です。ほかにも、旧軽井沢銀座ではショッピングを楽しみながら、散策も満喫できます。
まとめ
70代の旅行は、無理のない計画と体調管理が大切です。ご自身のペースを大切にしながら、心に残る素敵な旅をお楽しみください。
「えんの旅」では、お客様のご要望に沿った旅程の提案から実際の旅行手配まで、きめ細やかにサポートいたします。旅行先の選定や旅のコーディネートでお困りの際には、ぜひ「えんの旅」にご相談ください。
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